地盤改良工事 住宅建設地等の地盤が弱い場合、建物を安全に支えるための地盤補強工事を行い適切な状態を作り上げる工事 薬液注入工法 薬液注入工法は、地盤改良工法の一つ。地盤強化や透水性の減少を目的として、地盤内に薬液を注入する工法。薬液として使用する固化剤は、土粒子の間隙で浸透固化し、その固化時間は任意に調整することもできる。薬液注入工法には、二重管ストレーナー工法(単相方式)、二重管ストレーナー工法(複相方式)、二重管ダブルバッカー工法がある。施工の自由度が高い地盤改良工法であるため、技術開発とともに活用分野が拡大している。 地盤アンカー工法 地盤アンカー工法とは、山留め工法の一種。山留め壁にかかる側圧を、切梁ではなく地盤アンカーで支えながら掘削する工法。切梁の代わりに地盤アンカーを用いるため、広い作業スペースを確保可能だが、地盤アンカーが敷地外に出る場合、隣地の了解が必要になるなど、敷地条件によっては施工が制限される。 高圧噴射撹拌工法 固化材を高圧で噴射し、地盤を切削しながら混合・撹拌する方法。地中構造物をかわした改良や狭い場所の改良が可能である。 法面(のりめん)工事 法面保護工事は、自然斜面及び切土工、盛土工によって出現したのり面を自然環境による侵食、崩落や地すべりによる崩壊を法枠工や植生工により表面で処理することによって道路、水路、ダム、家屋等の施設やその機能の安全性を確保し、また周辺環境との調和を図ることを目的として行われる工事である。